聖徳会の支援の輪 福祉への想いと活動

私たち社会福祉法人聖徳会は、地域の皆様とともに、支援が必要な方々の生活を豊かにすることを目指しています。
明るく優しい気持ちを大切にしながら、丁寧な支援を通じて一人ひとりの心に寄り添うことが私たちの使命です。
ここでは、私たちの活動やご利用者の豊かな生活を支えるための取り組みをお伝えし、心をつなぐ支援の輪を広げていきます。

福祉に寄せる私の想い 信頼関係構築の秘訣

私が福祉の世界に足を踏み入れたのは、「誰かの役に立ちたい」という純粋な想いからでした。子どもの頃から、人々が助け合い、支え合う姿に強く心を動かされてきました。
そして、実際に福祉の現場で働くようになり、ご利用者と接する中で、支援の重要性を深く実感しています。
日々の支援を通じて、ご利用者の笑顔を見守り、その生活が少しでも快適に、そして安心して過ごせるようにサポートできることが、私にとって何よりの喜びです。
ご利用者から発せられる私たち職員への「明日なに番?」や「気をつけて帰ってね」という日常の会話が、何気ないようでありながらも、ご利用者の方々にとっては大きな安心感を与えていることに気づきました。
見沼園に入職した当初、このような温かいやりとりがとても嬉しく、支援者としての役割を実感しました。
支援とは「してあげる」ことではなく、共に歩むことだと思っています。
支援者は、ご利用者の「伴走者」であり「サポーター」であるべきです。その立場で、彼らの声に耳を傾け、少しでもその人らしい生活が送れるよう支援することが、私の仕事の本質だと感じています。
これからも、利用者一人一人のニーズに寄り添い、心からのサポートを続けていきたいと考えています。

これぞ福祉の醍醐味! 支援を通じて自分の喜びに

社会福祉法人聖徳会では、日々多くのご利用者の笑顔を支えるために活動しています。
支援とは、ご利用者との深い信頼関係を築くことでもあります。

見沼園で生活するご利用者は様々な障害特性を持っています。
言葉を持たない方やパーソナルスペースを大事にする方の支援は、確かに難しさを伴います。
支援者は、その特性を認めながら、安心できる環境であるように努めます。非言語コミュニケーションや相手の気持ちを尊重することで、少しずつ信頼関係を築くことができます。

ある日のこと。食堂で数名のご利用者とテレビを見ながら談笑していると、いつもなら私が近づくと避ける(逃げる)ご利用者A様が少し離れた場所でこちらを見ていました。あまり無いこんなタイミングを活かし「Aさんも、この人(芸能人)知ってる?」と声をかけた所、なんと、ご自分の部屋からその芸能人が載っている雑誌をわざわざ持って来て、私に見せてくれました。
このことで、他のご利用者との関わりもできました。
私は、ようやくA様とのコミュニケーションが取れた瞬間!感動しました。

もちろん、支援は嬉しい事ばかりではなく、個々のニーズや背景を理解する難しさも伴います。
ですが、それでもその中で生まれる小さな成功は、支援者にとって何物にも代えがたい喜びです。困難を乗り越えながら信頼を深めることは、福祉支援の醍醐味であり、やりがいでもあります。このプロセスを通じて、より良い支援を提供できるよう心掛けています。


聖徳会と地域とのつながり 地域の方々と一緒に

見沼園では、地域とのつながりを大切にしています。
例えば、生活介護における生産活動では、リネン業者から運ばれてくる洗いあがったタオルを畳みながら仕分けて、決められた枚数を束ね、納品する仕事を行っています。
この活動に参加したご利用者は、作業を終えた後、工賃としてお給料を受け取ります。
給与支給日には、ご利用者が「今月はこんなに頑張った」と、明細書を見て笑顔を見せることが多く、達成感を感じながら地域社会に貢献していることを実感しています。
これらの仕事は、ただの作業ではなく、地域社会とのつながりを深める大切な活動であり、ご利用者が責任を持って真剣に取り組んでいることが、私たちにとって大きな誇りです。

また、地域の中学校と協力して行っている資源回収にも参加しています。
中学校の生徒や保護者、先生と一緒に、段ボールや古紙などの回収を行い、地域貢献の一環として見沼園も積極的に参加しています。
中学校からはトラックで回収に来ていただき、ご利用者が地域の一員として温かく受け入れられていることに、私たちスタッフも大きな励ましを感じています。
このような活動を通じて、見沼園のご利用者は地域社会の一員として、互いに支え合いながら生活をしています。
そして、このつながりが地域の皆さんとの信頼を築き、私たちの活動に対する理解と応援に繋がっていると実感しています。

多様な機器を使い・・・未来を見据えた支援

見沼園では、ご利用者が自立した日常生活や社会生活を送れるよう、ひとりひとりに寄り添いながら支援しています。
私たちの目標は、ご利用者ができるだけ自分の力で生活できるようサポートし、その能力を最大限に引き出すことです。
日々の支援を通じて、ご利用者が充実した毎日を送れるよう尽力しています。
また、未来を見据えた支援にはICTやロボットの活用が重要です。
見沼園では、インカム「バディコム」、お掃除ロボットや眠りSCANなどの機器を導入し、効率的で質の高い支援を実現しています。これらの技術を適切に活用することで、ご利用者の生活がより豊かで安心なものとなります。
私たちが目指すのは、支援を受ける方々が「自分らしい生活」を実現できる社会です。
聖徳会の理念「すべては人を愛する心から」を胸に、支援者として常に学び続け、変化に柔軟に対応する姿勢を大切にしています。
これからも、ニーズや社会の変化に応じた支援を提供し、心をつなぐ支援の輪を広げていきます。


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